屋根塗装を依頼する前に知っておきたいこと
こんにちは。神奈川県相模原市の塗装会社、ミヤビユニアローズです。
突然ですが、住宅の中で一番過酷な環境に置かれている部分ってどこだと思いますか?正解は「屋根」です。直射日光、雨、風、雪などをダイレクトに受け、そして時にはネコやカラスの訪問もあり、常に自然環境の脅威にさらされているのが屋根ということです。
そしてこれだけ野ざらしになっているので、定期的なメンテナンスは当然のように必要になってきます。どのくらいの頻度でやればいいの?どのくらい傷んだら補修が必要?今回は屋根塗装に関する初歩的な質問にお答えするとともに、屋根塗装を依頼するにあたっての業者選びの注意点などもお話したいと思います。
屋根の劣化状況は自分でチェックできますか?
屋根の劣化状況を調べるということは、すなわち実際に人が屋根に上って目視で劣化状況を調べるということです。一般の住宅では2階か3階部分の上部の高さまではしごで上るわけですが、はっきり言って専門業者ではない人が屋根に上ることはお勧めしていません。
近年の台風などの自然災害で修復のために家主自ら屋根に上り、思いがけず落下して大けがをするという事故が相次いでいます。2階や3階の屋根の高さだと思って安全帯もつけずに作業をしていて、ちょっとした油断で足をすべらしてしまうのでしょう。他にはしごの昇降時の事故も多くなっています。
家の立地条件にもよりますが、近隣の高い建物から家の屋根を見ることはできるかもしれません。目立った損傷や塗装の劣化などは確認できますが、細かい部分までは見ることができないので、やはり屋根の劣化状況を調べたい時には専門業者に依頼することをお勧めします。
屋根塗装の時期的な目安は?何年ごとのメンテナンスが理想?
「屋根塗装は10年ごとのメンテナンスが必要」とよく言われていますが、あくまでそれは目安であって、屋根に使われている素材や立地の自然環境によっても大きく変わります。そしてなによりも劣化の進行度合いによっても変わります。
新築だからしばらくの間は大丈夫かというと実はそうではありません。素材自体の劣化だけではなく、稀に釘のうち忘れや外壁と屋根が接する部分である「土居」の損傷などもあるので、10年に一度という目安にとらわれず少しでも気にあるところがあったら手遅れになる前に点検の依頼をした方が良さそうです。
屋根補修時に同時に補修したほうがいい箇所は?
屋根塗装や屋根補修を業者に依頼した場合には、足場を組んで作業をすることが多いです。そこで、せっかくかけた足場を最大限に利用するために、屋根塗装と外壁塗装を同時に行うことを私たちはお勧めしています。足場をかける費用は予算の中で大きな割合を占めるので、屋根に上るためだけに使用してすぐに解体してしまうのはあまりにももったいない話です。
また屋根だけがピカピカになり外壁は色あせたままでは見た目にもちぐはぐになり美観を損ねてしまいます。いずれ近いうちにと計画しているのであれば、同時に施工して家の外観に統一感を持たせる方が断然良いと思います。
外壁補修の時期も一般に10年~15年と言われています。自然環境の影響という意味で言えば、屋根も外壁も大差ないと思います。調査・点検の段階から外壁と屋根のどちらも依頼すれば、手間も工期も省けますので大幅なコストカットにも繋がりますよ。
依頼すべき屋根塗装業者の見分け方。現地調査をやってくれないところはダメなの?
建設業者は数多く存在し、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。インターネットやチラシをみても似たようなことばかりが書いてあり、決め手に欠けるのが正直なところです。そこで、業者選びの参考になるいくつかのポイントをお伝えしたいと思います。
<現地調査をやってくれないところは信用できないのですか>
これは意外とそうでもないのです。誠実に対応している良質な業者でも現地調査を行わないところもあります。これには理由があって、現地調査をやりたくてもできないような立地の建物があるからです。調査においては足場を組まずにはしごをかけて行うことが多いですが、立地次第でははしごもかけられないような場合もあります。その場合は離れて目視できる範囲でチェックし、家の築年数や補修歴などからは劣化の度合いを推測します。屋根に上がらないからといって手抜きをしているわけではないですよ!
<営業の人の話は信じていいの?>
お客様と接して話し合いを重ねるのは営業社員になるかと思います。そして建設業の営業社員を2つのタイプに分けるとしたら「職人経験がある人」「職人経験がない人」になるでしょう。もちろんこの違いだけで業者の良し悪しを決めることはないのですが、もしこちらからの質問に対して便宜的な受け答えをしたり、曖昧なまま話を進めようとしていたら要注意です。塗装業者の営業社員の中には実際の仕事の内容はほとんど知らずに、ただ受注することだけを考えて話をする人がいます。このような場合いざ工事に入ってみると思いがけず時間がかかったり追加の作業が発生したりと、予算を大幅にオーバーするなんてことも起こり得ます。そのようなことのないように、営業社員の方がきちんと工事内容を理解していて、現実に即した提案ができるところが信頼おける業者になるかと思います。どんな細かいところでも気になることはどんどん聞いて、不安のない状態で工事に入りましょう。
<見積書はどこを見ればいいの?>
屋根塗装の関しては、実は予算を削減できる部分が少ないというのが本当のところです。屋根塗装の工程はざっくりと以下のようになります。
仮設足場→高圧洗浄→養生→屋根塗装(下塗り、中塗り、上塗り)→付帯塗装→点検・清掃→撤去
どれも必要な工程であり安全性の問題もあるので省略したり簡略化できる部分はほとんどないのです。もし、予算削減を考えるのであれば塗料の価格になりますが、これも耐用年数に関係するので安すぎるものはお勧めしていません。
見積書を見るポイントとしては、これらの項目がきっちりと網羅されているか、そしてそれぞれの価格が“安すぎないか”ということだと思います。極端に安い価格を提案する業者は要注意です。その場しのぎで安価なメンテナンスをしても結局はすぐにまた不具合が起こってきます。屋根は家を守る重要な役割を果たす部分なので、業者選びは慎重に、長く付き合える信頼のおけるところを選びましょう。
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近年頻発する台風や豪雨などで、家の屋根や外壁のメンテナンスの重要性はあらためて認識されています。私たちミヤビユニアローズは「相模原市のお客様が安心して迷いなく依頼できる屋根・外壁塗装会社」です。屋根のこと、外壁のことでお困りでしたら何でもお気軽に私たちにご相談下さい!