外壁塗装・屋根塗装のコストは抑えられる?
相模原の塗装会社、ミヤビユニアローズです。
屋根・外壁塗装は一回でだいたい100万円以上かかってしまいます。だいたい10年に1度の外壁塗装、出来るだけ予算は安く抑えたい。それがお客様の心情だと思います。しかし予算を抑えるために必要な工程を削ってしまうことでかえって家を傷つけて家の寿命を削ってしまったら元も子もないです。
そこで今回は外壁・屋根塗装で削ってはいけないポイント、そして削っても大丈夫なポイントをお伝えいたします。
全体の工程の流れをご紹介いたします
外壁塗装は全工程で大きく分けて7ステップあり、だいたい10〜17日ほどかかります。
1.仮設足場を組む
この工程は工事の品質を左右する一番重要な工程です。職人の足元手元がぶれないようにしっかりとした足場を組み、近隣の建物などに塗料が飛散しないよう飛散防止のネットを貼ります。
2.高圧洗浄をする
外壁についたコケなどの汚れを取る高圧洗浄をいたします。高圧洗浄でしっかりと汚れを取らないと新しく塗料を塗ったとしても100%の機能を引き出すことができません。
3.養生
塗料を塗らないところを養生で覆うことでメリハリのついた塗装ができます。
4.屋根塗装・外壁塗装
屋根塗装・外壁塗装どちらとも下塗り、中塗り、上塗りと3段階に分けて塗装をいたしております。特に屋根は雨水が直接当たる部分なので、その塗装が甘いと雨水が家に流れ込んでしまう原因となってしまいます。屋根の種類によって最適な塗料を使ってしっかりと塗装させていただきます。
5.付帯塗装
雨樋、霧除け、破風板、軒天といった部分の塗装です。こちらの塗装も誤ると雨漏りの原因となってしまうので丁寧な塗装を心がけております。
6.点検・清掃
そして養生を取り塗料等の汚れはないか、塗り残しがないかを確認する点検と清掃をいたします。
7.撤去
足場や飛散防止のネットを取り、新しくなった家全体をご覧いただきます。この時に気になる部分がないかしっかりと確認します。一昼夜かけることで太陽の位置や光の具合によっての変化を見て満足できるものか確認していただきます。
削っていけない工程は?
このようにたくさんある工程の中でよく削られるが、絶対に削ってはいけない工程をご紹介いたします。それは外壁塗装の段階です。
上記では外壁塗装は塗り直す事しかご紹介しませんでしたが、実はただ壁を塗り直して家をまるで新築のように見せているだけではありません。見せかけだけでなく実際に家の外壁で弱っている部分を新しくして新築さながらの機能に戻すことも外壁塗装では行っております。具体的に言うと私たちはその工程の中に、雨漏りの対策も一緒にしているのです。雨漏りの対策は外壁塗装工事の中でも塗装と並ぶ2本の柱となっています。
さらに具体的にどのような作業を削ってはいけないかと言うと、外壁クラック、サイリングのコーティング、ベランダの防水、鉄部の錆取りと言った工程・検査は削ってはいけません。塗装会社は家の皮膚科と言っても過言ではないです。見た目を良くするだけでなく、中の膿までしっかりと治す必要があります。
安ければいいと考えている予算ありきの会社では平気で上記の作業を抜いた施工をしています。実際施工会社よりも、営業メインの会社だとこのような傾向が見られがちです。ヒビ割れや錆が今後家に大きな影響を出すのにも関わらず、上記の工程をすっぽかして見かけだけよくする施工をしてしまうのです。
そのような営業メインの会社は低予算で仕事を取って下請け会社に流してしまうために請け負った職人さんは外壁のヒビや治すべきところに気づいていたとしてもしっかり補修するお金をもらっていないから当然治すことには踏み切りません。
ですので、最初に見積書をもらった時にはそのような外壁修理工程が省かれていないかきっちりと確認する必要があります。
削るべきポイントは?
基本的には削ることができる工程はありません。いい外壁塗装をしたいのであれば工程を全部行う必要があります。その中でも強いていうならシャッター塗装は省いてもいいかもしれません。使っていてシャッターが重くて使いづらいなと感じたときは塗り替える必要がありますが、新しく、また普通に機能しているものは塗った場合逆にシャッターが重くなってしまい、スムーズな開閉ができなくなることもあります。
予算は絞りすぎてはいけない
外壁塗装は1回100万ほどかかる高いお買い物です。その中で出来るだけコストを抑えようとすると1回で10年持つものが5年も持たないものになってしまい、またすぐに100万近くかけて塗装工事をお願いすることになってしまいます。結局よりお金がかかってしまうということです。ですから、最初から予算を気にして工程を削るのではなく、全部行ってもらうことでまたこの先10年以上もつ家を、家の機能も外見も良い家を作ることをオススメいたします。